はじめに
オフィスの機密情報や、ご家庭のDM・明細書の処理に欠かせないシュレッダー。
いざという時に動かない!なんてことにならないよう、シュレッダーの寿命について正しく理解しておきましょう。
この記事を書いている私は、外資系の総務で15年以上の経験がある現役のファシリティマネージャーです。
また個人情報管理・機密書類廃棄については、かなり知識と経験があります!
本記事では、シュレッダーのタイプ別に寿命の目安をご紹介するとともに、長持ちさせるための秘訣や交換時期のサインを解説します。
シュレッダーの寿命はどれくらい?タイプ別の目安
シュレッダーの寿命は、使用頻度やメンテナンス状況によって大きく左右されますが、一般的な目安として以下の期間が挙げられます。
手動式シュレッダー: 比較的シンプルな構造のため、丁寧に使えば5年以上持つこともあります。ただし、刃の切れ味が徐々に低下するため、裁断能力が落ちてきたら交換を検討しましょう。
電動シュレッダー(家庭用): 使用頻度にもよりますが、一般的には3〜5年程度が目安です。安価なモデルほど耐久性が低い傾向にあります。
電動シュレッダー(業務用): 耐久性の高い部品を使用しているため、5〜10年以上持つものもあります。ただし、連続使用時間や処理能力には上限があるため、無理な使い方をすると寿命を縮める原因になります。
シュレッダーを長持ちさせるための5つの秘訣
せっかく購入したシュレッダー、できるだけ長く使いたいですよね。日頃のちょっとした工夫で、シュレッダーの寿命を格段に延ばすことができます。
- 適切な用紙枚数を守る: 各シュレッダーには、一度に裁断できる用紙の最大枚数が設定されています。無理に多くの紙を投入すると、モーターに負荷がかかり故障の原因になります。取扱説明書をよく読み、適切な枚数を守りましょう。
- ホッチキスやクリップを取り除く: 紙にホッチキスやクリップが付いたまま裁断すると、刃を傷つけるだけでなく、故障の原因にもなります。必ず取り除いてから投入しましょう。
- 定期的なメンテナンスを行う: シュレッダーの刃は、紙の繊維やホコリが付着しやすい部分です。定期的にブラシで清掃したり、専用のメンテナンスオイルを注油することで、スムーズな動作を保ち、寿命を延ばすことができます。
- 連続運転時間を守る: 電動シュレッダーには、連続で使用できる時間が設定されています。連続運転を長時間行うと、モーターが過熱し故障の原因になります。取扱説明書に記載されている連続運転時間を守り、適度に休憩を挟みましょう。
- 適切な場所に設置する: 高温多湿な場所や、直射日光の当たる場所での使用・保管は避けましょう。故障の原因になることがあります。
オススメのメンテナンス用品
せっかくなので、シュレッダーのメンテナンスを行う上で、オススメのメンテナンス用品をご紹介したいと思います。
フェローズ メンテナンスオイル
シュレッダーを長持ちさせるためのメンテナンスオイルです。
シュレッダーの肝は細断刃とモーターのため、オイルメンテナンスは非常に有効です。
使い方はカンタンでオイルを塗ったコピー用紙をシュレッダーするだけでメンテナンスができます。
使用目安は半月に1回(おおさじ1杯分)で、1本(350ml)で約1年使用できます。
植物油なので、いやなニオイもしないのでおすすめです。

アイリスオーヤマ メンテナンスシート
こちらは専用の用紙をシュレッダーするだけの簡単なお手入れシートです。
刃の劣化を防ぎ、騒音の低減にも効果があります。
性能を維持させるために、簡単にメンテナンスしたい人におすすめです。

寿命が近い?交換時期のサイン
以下のようなサインが見られたら、シュレッダーの寿命が近づいているかもしれません。無理に使用し続けると完全に故障してしまう可能性もあるため、早めの買い替えを検討しましょう。
裁断時の異音: これまでになかったような大きな音や、引っかかるような音がする場合は、内部部品の劣化や破損が考えられます。
裁断能力の低下: 明らかに裁断スピードが遅くなったり、細かく裁断できなくなってきた場合は、刃の劣化が進んでいる可能性があります。
モーターの異臭や発熱: 使用中に焦げ臭い臭いがしたり、本体が異常に熱くなる場合は、モーターに異常が発生している可能性があります。
頻繁な紙詰まり: 適切な用紙枚数で使用しているにも関わらず、頻繁に紙詰まりが発生する場合は、内部部品の劣化が考えられます。
シュレッダーの選び方については、以下の記事で紹介していますので、参考にしていただければと思います。


まとめ
シュレッダーの寿命は、タイプや使い方によって大きく異なります。
日頃から適切な使い方を心がけ、定期的なメンテナンスを行うことで、より長く快適に使用することができます。
もし、寿命が近いサインが見られた場合は、無理せず早めの買い替えを検討しましょう。
新しいシュレッダーを選ぶ際には、使用頻度や処理したい情報量などを考慮し、最適な一台を見つけてくださいね!