総務お役立ち情報

総務担当オススメの個人向け機密文書溶解処理サービス3選!

ドキュメントの前に立つ人

*この記事にはPRが含まれます。

・大量に個人情報書類があるけど安全に処分するには?

・個人で利用できるオススメの機密文書溶解処理サービスは?

・本当に安全に処分してくれるの?注意した方がいい点は?

このような疑問に答えていきたいと思います!

☆本記事の内容☆

・そもそも機密文書廃棄サービスとは?

・機密文書廃棄サービスを利用する場合の注意点は?

・個人向け機密文書溶解処理サービスの3社比較

・個人が利用できる機密文書溶解処理サービス3選!

この記事を書いている私は、外資系の総務で10年以上経験のある現役の総務担当者です。また総務として機密文書廃棄サービスの競争入札などを実施したこともあり、機密文書廃棄についてはかなり詳しいです。

そんな私が個人向けの機密文書溶解処理サービスについて紹介したいと思います!

そもそも金額的に難しい場合や、継続的に機密文書を処理したい場合は、家庭用のシュレッダー購入も視野に入ってきます。家庭用のシュレッダーについて詳しく知りたい場合は、以下の記事でわかりやすく説明していますので、あわせてご覧ください!

ゴミ箱に書類を入れる
総務推薦!個人向けおすすめ家庭用シュレッダー10選!家庭用シュレッダーの選び方と個人向けのおすすめ家庭用シュレッダー10選について紹介しています。...

そもそも機密文書廃棄サービスとは?

まずは「そもそも機密文書廃棄サービスについてどんなものなのか?」を確認していきましょう!

機密文書廃棄サービスとは、主にオフィスなどから排出される機密情報や個人情報などを含んだ書類を回収し、安全に廃棄処分するサービスです。

機密文書を廃棄する際に、シュレッダーを利用して細断することが一般的でしたが、機密文書をそのまま回収して処分する業者が生まれたことで、特に大企業ではシュレッダーを使用する代わりにこの機密文書廃棄サービスを利用する形が主流となっています。

機密文書廃棄サービスを利用するメリットは以下の通りです。

<メリット>

・シュレッダーで細断する時間が必要なくなり効率的

・シュレッダーにかかるコスト(購入費・メンテナンスなど)が不要

・シュレッダーのゴミ回収・処分が不要

<デメリット>

・回収処分費用が発生

・目の前で文書が処分されたことを確認できない

費用は掛かりますが、個人の場合でも量が多い際には機密文書廃棄サービスを利用する方が効率的でメリットの方が大きいと考えています。

昨今は情報の取り扱いについて社会的にも非常に厳しくなっており、個人が処分する場合でもそのまま捨てることは許されず、情報漏洩した場合には様々なリスクが伴います。

人に見られたくない書類(手紙や成績表など)や個人情報(住所や氏名、電話番号など)が記載されている書類、業務情報や企業情報が記載された仕事の書類などは、適切に処分するようにしましょう!

次に機密文書廃棄サービスを利用する際に注意点について解説していきたいと思います!

機密文書廃棄サービスを利用する場合の注意点は?

機密文書廃棄サービスを利用する場合は、以下の点に注意して利用するようにしましょう。

<利用する場合の注意点>

①サービス提供をする業者が信頼できる業者か?
 ・機密文書廃棄サービスの取引実績
 ・第三者機関の認証を受けているか?(PマークやISO27001など)
 ・万が一の場合、損害賠償責任保険は適用されるか?

②回収から処分までの流れが明確に提示されているか?

③個人向けにサービスを提供しているか?

④サービス提供地域に入っているか?

⑤段ボール何個から取引可能か?

⑥その費用は適切か?

それぞれの注意点について、解説していきたいと思います。

①サービス提供する業者が信頼できる業者か?

これが一番重要な部分で、信頼できる業者かどうかを見極めることが、安全・安心な機密文書廃棄に直結します。

機密文書廃棄サービスの取引実績

まずはサービスの実績を確認するようにしましょう。特に確認してほしいポイントは、長期間にわたって機密文書廃棄サービスの実績があるか?や、取引企業数などが記載などの記載があると安心ですね。

第三者機関の認証を受けているか?

機密文書廃棄サービスを提供する企業には、特に許認可や資格などは必要ありません。

しかしながら、多くの機密文書廃棄サービスを提供する企業はその情報(文書)の取り扱いについて第三者機関に認証してもらうことで、その安全性を担保しています。

ですので、その業者がどのような認証を取得しているのかも事前に確認しておきましょう。

代表的な認証は以下の2つとなります。

・プライバシーマーク(Pマーク)

個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者の認証

・ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)

情報セキュリティに関する国際標準規格に則った情報セキュリティマネジメントシステムを確立し、運用していることの認証

ちなみにPマークはあくまでも個人情報に限った取り扱いで日本の規格で、ISMSは個人情報以外の全ての情報に対しての国際標準規格ですので、どちらかというとISMSを持っている方が上位に位置づけられます。

万が一の場合、損害賠償責任保険は適用されるか?

機密書類を預けて廃棄してもらう訳ですから、情報漏洩があった場合に保険が適用されるかを事前に確認しておきましょう。保険適用がない場合には、信頼できる業者とは言えないので注意しましょう。

②回収から処分までの流れが明確に提示されているか?

やはり回収・輸送・処分までの流れを事前に確認して、問題がなさそうかを確認しましょう。明確な提示されていない場合には、利用をやめておきましょう。

③個人向けにサービスを提供しているか?

残念ながら個人へサービス提供をしていない会社が非常に多いので、事前に確認をしておきましょう。宅配大手のヤマト運輸や佐川急便も機密文書廃棄サービスはありますが、個人へのサービス提供はしていないようです。

④サービス提供地域に入っているか?

これから廃棄しようとしている書類の回収場所が、サービス提供場所に入っているかどうかを確認しましょう。残念ながら、個人向けサービスで全国展開している企業は非常に少ないです。

⑤段ボール何個から取引可能か?

回収する際は、基本的に段ボールに入れて輸送されます。しかし取扱数量の最低個数を設けている企業もありますので、事前に最低取扱個数を確認しておきましょう。

⑥その費用は適切か?

個人向けですと段ボール1個あたり3000円~5000円程度が相場になります。配送料別で無料で引き受けるという企業もあるようですが、まったくオススメしません!

やはり機密文書ですので、適切な費用を払い適切な業者に適切に処理をしてもらうことが重要です。

個人向け機密文書溶解処理サービスの3社比較

私がオススメする個人向け機密文書溶解処理サービスをまずは利用する場合の注意点を考慮した上で比較してみたいと思います!

比較結果については、以下の表をご覧ください!

保護くんスペシャル全国版クロバコスポットプラン・ライト
会社名(株)日本パープル(株)リパック(株)デルエフ
取引実績創業50年以上
取引事業所 12000以上
創業25年以上創業80年以上
漏洩事故ゼロ
プライバシーマーク取得済み取得なし取得済み
ISO27001(ISMS)取得済み取得済み取得なし
損害賠償責任保険ありありなし
サービス提供地域全国全国関東・中部・近畿
最低取引個数4個1個1個
申し込み方法Amazon
(自社発送)
Amazon
(お急ぎ便利用可)
Yahoo ショッピング
回収・輸送業者回収: ヤマト運輸配達: Amazon
回収: ヤマト運輸
福山通運
輸送中の状態頑丈な専用箱輸送防犯かばん段ボール
処理方法未開封のまま
自社工場で破砕処理後、

製紙会社で溶解処理
完全未開封のまま
完全未接触にて
機密溶解炉で完全溶解処理
自社工場でシュレッダー処理
(未開封処理はオプション)
証明書の発行ありありなし
(オプションで追加可能)
費用(東京都で箱1個)6250円(税込)5800円(税込)1078円(税込)
+送料650円
※この比較表は2023年12月31日現在の情報となります。利用される場合はHPなどで最新の情報を確認の上、申し込むようにお願いします。

それぞれ特徴はありますが、まとめると以下のようになると思います。

①ハイセキュリティで大量に処理したいなら『保護くん(まもるくん)スペシャル全国版(4箱セット)』

②ハイセキュリティで1箱から早めに処理したなら『リパック 機密書類処分ボックス 「クロバコ」』

③関東・中部・近畿地方で格安で済ませたいなら『デルエフ スポットプラン・ライト』

詳細な特徴については次で紹介します!

そもそも金額的に難しい場合や、継続的に機密文書を処理したい場合は、家庭用のシュレッダー購入も視野に入ってきます。家庭用のシュレッダーについて詳しく知りたい場合は、以下の記事でわかりやすく説明していますので、あわせてご覧ください!

ゴミ箱に書類を入れる
総務推薦!個人向けおすすめ家庭用シュレッダー10選!家庭用シュレッダーの選び方と個人向けのおすすめ家庭用シュレッダー10選について紹介しています。...

個人が利用できる機密文書溶解処理サービス3選!

最後に紹介・比較した3社の特徴をご紹介したいと思います!!

『保護くん(まもるくん)スペシャル全国版(4箱セット)』

日本パープルが提供する『保護くん(まもるくん)スペシャル全国版(4箱セット)』です。

特徴は…

セキュリティが非常に高いこと

専用の段ボールを入れる箱が用意されており、輸送中の事故を最大限に防ぐことができます。またハイセキュリティな自社工場での抹消処理となるため、非常に安心できます。

PマークとISMSの両方を取得

両方を取得している企業は非常に少なく、完璧を求める起業精神が伝わってきますね。

アマゾンを通じて購入ができる

アマゾンで購入できるので、住所やクレジットカード情報などを入力する手間を省けます。

全国対応可能

ヤマト運輸での集荷・輸送となっています。

金額が高いこと

一箱あたり6133円(税込)となっています。

4箱セットのみの販売

4箱単位での申し込みのみしかできません…

ちなみに私の勤めている会社でも利用しています。日本パープルの先進的で徹底したセキュリティレベルは業界随一です!

以下参考までに、YouTube動画を載せておきます。※保護くんの動画であり、保護くん(まもるくん)スペシャル全国版(4箱セット)の動画ではありません。

リパック 機密書類処分ボックス 『クロバコ』

次に紹介したいのは、リパックが提供する機密書類処分ボックス 『クロバコ』です。

リパック
¥5,800 (2024/06/23 16:07時点 | Amazon調べ)

特徴は…

・セキュリティが非常に高い

専用の段ボールを入れる防犯かばんが用意されており、輸送中の事故を防ぐことができます。また直接溶解処理となるため、非常に安心できます。

完全未開封・完全未接触・完全溶解処理

段ボール箱は完全未開封で処理されるので、中身の書類を見られることがありません。また処理方法はシュレッダー処理よりも情報漏洩リスクが低いとされる直接溶解処理になります。

アマゾンを通じて購入でき、納品が早い

アマゾンで購入できるので、住所やクレジットカード情報などを入力する手間を省けます。

またアマゾンの倉庫からの直送なので、お急ぎ便も利用可能なため急いでいる場合でも、すぐに届きます。

全国対応可能

運送会社は不明ですが全国対応できる数少ない機密文書回収サービスとなっています。

金額はリーズナブル

ハイセキュリティではありながら、価格設定は他社よりも安くリーズナブルです。

1箱から利用できる

1箱単位で申し込みができるので、少量しかない場合でも利用することが可能です。

以前、私も取引をしていたことがありますが、顧客目線で考えられる会社で非常に対応もよく信頼できる企業だと思います。

全国対応かつ1箱単位でAmazonから申し込みでき、お急ぎ便も利用可能で、利便性が非常に高いです機密文書回収サービスです。

ちなみに国内で初めて紙コップリサイクルを開始した会社で環境問題にも積極的に取り組んでおり、このサービスで回収された紙も100%リサイクルされます。

以下参考までに、YouTube動画を載せておきます。※ピコリコボックスの動画であり、機密書類処分ボックス 『クロバコ』の動画ではありません。

『デルエフ スポットプラン・ライト』

最後は創業80年以上という、いわゆる老舗企業が提供するデルエフ スポットプラン・ライトです。

特徴は…

コストが安い

業界最安値に挑戦!ということで、非常に安価にサービスが提供されています。

Yahooショッピングで申し込みができる

Yahooショッピングで申し込みできるので、登録されている方は住所やクレジットカード情報などを入力する手間を省けます。

段ボールは自分で用意する

書類を詰める段ボールはご自身で用意する必要があります。回収できるダンボールサイズは、3辺合計100cm以内、重量20kg以内です。(オプションで3辺合計120㎝まで拡張可能)

未開封処理や廃棄証明書はオプション

価格が非常に格安に設定されているため、最低限の基本サービスとなっています。

このため、未開封処理や廃棄証明書の発行はオプションとなり、必要に応じて追加する必要があります。

損害賠償責任保険の対象外

非常に安価にサービスが提供されているため、スポットプラン・ライトでは損害賠償責任保険は適用されないようです。(法人・個人事業主限定のスポットプラン・プレミアムスポットプラン・スタンダードのみ対象)

関東、中部、近畿地方限定のみで対応

関東・中部・近畿地方限定でのサービス提供ということで、他県では利用ができないです。

——対応可能エリア——
関東地方(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県) 中部地方(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県) 近畿地方(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

格安でこのようなサービスを受けられる企業は他にはないため、セキュリティ面よりもコストを重視される方で、お住いの都道府県が対象地域に入っていれば、1つの選択肢としてアリかなと思っています。

また、法人または個人事業主の方であれば、スポットプラン・プレミアム(回収・処理・証明書発行・未開封処理・ダンボール・3億円の損害賠償責任保険付き)やスポットプラン・スタンダード(回収・処理・証明書発行・ダンボール・1億円の損害賠償責任保険付き)が利用可能です。

以下参考までに、YouTube動画を載せておきます。※企業動画であり、デルエフ スポットプラン・ライトの動画ではありません。

まとめ『オススメの個人向け機密文書溶解処理サービス3選』

それぞれ特徴はありますが、まとめると以下のようになると思います。

①ハイセキュリティで大量に処理したいなら『保護くん(まもるくん)スペシャル全国版(4箱セット)』

②ハイセキュリティで1箱から処理したなら『リパック 機密書類処分ボックス 「クロバコ」』

③関東・中部・近畿地方で格安で済ませたいなら『デルエフ スポットプラン・ライト』

以上参考にしていただければ嬉しいです!

今回、私自身が非常に得意な分野でしたのでかなり細かく説明をしました!恐らくここまで解説している記事は他にないと思います。

少しでも皆様の役に立つ記事になっていれば嬉しいです!