総務について学ぶ

総務で役に立つファシリティマネジメント資格3選!

教室で勉強している風景

ファシリティマネジメントに興味があるけど、どんな資格があるのかわからない。

実際に総務で役に立つファシリティマネジメント資格を知りたい!

このような疑問に答えていきたいと思います!

☆本記事の内容☆

■ファシリティマネジメント関連資格の現状について

■総務で役に立つファシリティマネジメント関連資格3選!

この記事を書いている私は、外資系の総務で10年以上の経験がある現役のファシリティマネージャーです。

そんな私がファシリティマネジメント資格の現状と総務で役に立つファシリティマネジメント資格3選について紹介したいと思います!

ファシリティマネジメントについて詳しく知りたいという方は、以下の記事でわかりやすく説明していますので、あわせてご覧ください!

わかりやすく解説!ファシリティマネジメントとは?ファシリティマネジメントについてわかりやすく解説し、さらにファシリティマネジメントをもっと理解するための方法 3選についても紹介しています。...

ファシリティマネジメント資格の現状について

まず日本のファシリティマネジメント資格の現状について説明をさせていただきます。

残念ながら、日本においてファシリティマネジメントに特化した資格は1つしかありません。

日本ファシリティマネジメント協会が実施する認定ファシリティマネジャー資格試験です。

正確には、完全に日本語で受験できるファシリティマネジメント資格は、認定ファシリティマネジャー試験の一択しかないというのが現状です。

認定ファシリティマネジャー試験の詳細については、以下の記事で紹介しておりますので、興味のある方はご覧いただければと思います。

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最新版!認定ファシリティマネジャー資格試験の概要と難易度ファシリティマネジャー試験について概要をわかりやすく解説し、さらに難易度や資格のトータルコストについても紹介しています。...
認定ファシリティマネジャー試験 学科・論述 独学勉強法ファシリティマネジャー試験の勉強方法について学科や論述などの試験別にわかりやすく解説し、さらに参考書や講習についても紹介しています。...

英語ができる人や英語での試験に挑戦してみたいという方には他にも選択肢がありますので、他の選択肢を含めてファシリティマネジメント関連資格3選ということで、ご紹介していきます!

総務で役に立つファシリティマネジメント関連資格3選!

今回、「総務で役に立つファシリティマネジメント関連資格」ということで、主な3つの資格をご紹介したいと思います。

前述したとおり、ファシリティマネジメントがアメリカ生まれということもあり、完全に日本語のみで受験できるファシリティマネジメント資格は、認定ファシリティマネジャー試験しかありませんのでご注意いただければと思います。

①認定ファシリティマネジャー(CFMJ)

認定ファシリティマネージャー(CFMJ)とは民間資格で、日本ファシリティマネジメント協会が実施するもので、試験に合格し登録を行うことで、「認定ファシリティマネジャー(CFMJ)」の称号を得られるというものです。

CFMJとは、Certified Facility Manager of Japanの頭文字をとった英文名称です。

登録には学歴別の実務経験が必要ですが、受験資格などは特になく誰でも受験することができます。

認定ファシリティマネジャー試験の詳細については、以下の記事で紹介しておりますので、興味のある方はご覧いただければと思います。

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最新版!認定ファシリティマネジャー資格試験の概要と難易度ファシリティマネジャー試験について概要をわかりやすく解説し、さらに難易度や資格のトータルコストについても紹介しています。...
認定ファシリティマネジャー試験 学科・論述 独学勉強法ファシリティマネジャー試験の勉強方法について学科や論述などの試験別にわかりやすく解説し、さらに参考書や講習についても紹介しています。...

②MCR (Master of Corporate Real Estate)

MCR (Master of Corporate Real Estate)はCRE/ワークプレイス/働き方のマネジメントに関する世界最大のアソシエーションであるCoreNet Global (コアネット・グローバル)が主催するCREに関する世界共通の国際認定資格です。

世界に2000人程度しか取得者がおらず、グローバルでは権威性の高い資格と言えるでしょう。

ちなみに日本では2017年4月現在、25名しか持っていない資格のようです。

取得するには、毎月世界の主要都市のどこかで開催されるプログラムに参加し、必修3科目+選択2科目+キャップストーン1科目=計6科目を修了する必要があります。

必修科目と選択科目は連続2日間、キャップストーン連続3日間の日程で行われ、使用する言語は英語で、グループ・ディスカッション、発表・討論などを主眼に据えたプログラムとなっています。

日本では年3回開催され、最短で2年で資格取得が可能です。

日本での特別措置として「逐次通訳付き」となっていますが、現時点では日本語だけでの取得は非常に難しいのではないかと思われます。

またプログラムへの参加費用が高額なので、時間にもお金にも余裕がないと取得が難しいのが現状です。

興味のある方はCoreNet Global Japan Chapterから詳細情報を確認してみてください。

③Certified Facility Manager (CFM)

Certified Facility Manager (CFM)は、International Facility Management Association(IFMA) – 国際ファシリティマネジメント協会が主催する試験に合格し登録することでCertified Facility Manager (CFM)の称号が得られます。

CFMは世界的なファシリティマネジメント資格として25年以上の実績がある信頼できる資格とされています。

受験するにはファシリティマネジメントの学位を持っていない方は5年以上の実務経験が必要です。

試験はファシリティマネジメントに関する「11のコアコンピテンシー」を包括的にカバーする内容になっており、「11のコアコンピテンシー」は以下の通りです。

11 Core Competencies of Facility Management

– COMMUNICATION 

– RISK MANAGEMENT

– SUSTAINABILITY

– FINANCE & BUSINESS

– OCCUPANCY & HUMAN FACTORS

– LEADERSHIP & STRATEGY

– OPERATIONS & MAINTENANCE

– PROJECT MANAGEMENT

– REAL ESTATE

– PERFORMANCE & QUALITY

– FACILITY INFORMATION MANAGEMENT & TECHNOLOGY MANAGEMENT

試験は選択式でCBT(Computer-based testing)が採用されており、自宅やオフィスからPCで受験することができます。

ただ海外の資格なので言語は全て英語となり、試験などにかかる費用も全てUSドルで支払うことになり、残念ながらハードルが高く手を出しにくい資格かなと思います。

興味のある方は、英語ですがIFMAのWebsiteや以下のYouTubeから詳細情報を確認してみてください。

まとめ

この記事では、ファシリティマネジメント関連資格の現状と総務で役に立つファシリティマネジメント関連資格3選を紹介してきました!

私自身は、認定ファシリティマネジャー(CFMJ)資格しか取得しておらず説明不足な部分もあったかと思いますが、認定ファシリティマネジャー試験以外の海外資格まで紹介している記事はあまりないと思いますので、少しでも興味をもってもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

私はファシリティマネジメントに出会って人生が変わりましたし、今はすごく幸せな人生を送っています。

これをきっかけにファシリティマネジメントを勉強して、日々やりがいのある仕事に挑戦してもらえたら、私はすごく嬉しいです!

ファシリティマネジメントで人生が変わったよ!そんな人が1人でも増えてくれることを切に願っています。